木炭は分解しない炭素の塊であり、炭化した時点で炭素を固定し、農地などに施用した時点で炭素を半永久的に隔離しますので温暖化防止の視点からはカーボンマイナスを実現する稀有な資材です。
- 炭素の固定
- 農業用の土壌改良資材に用いる木炭の炭材は、建設廃木材などの有害物質が含まれる可能性のある材料は不適であり、 クリーンな材料でなければいけないことが「日本木炭新用途協議会」が定めた「新用途木炭の用途別基準」に示されています。
- カーボンオフセット農作物
- 木炭を農地に施用して炭素を地中隔離することで、農作業等に伴って発生するCO2量をオフセットすることができます。


これらの林地残材を木炭にすることで750万ton-CO2の炭素固定が可能であり、更に木炭を燃やさずに農地の土壌改良資材、緑化資材等として地中に貯留することでカーボンマイナス効果をもたらします。 すなわち、750万ton-CO2の木炭(250万ton)を農地の土壌改良資材に利用することは、木炭にしなかった場合の大気への排出(カーボンプラス)量750万ton-CO2と農地への半永久的隔離(カーボンマイナス) 量750万ton-CO2との差である1,500万ton-CO2/年の地球温暖化防止への貢献になります。因みに、日本のCO2総排出量1,200百万ton-CO2年の1.2%に相当します。
一方、国土の1/8は農地440万haであり、木炭250万ton/年の土壌改良資材利用に適合した面積を占めています。木炭は農産物の根圏環境を向上させる資材であり、保水性、排水性、微生物性の向上、 さらには、ミネラル分の供給、融雪促進などの効果が期待でき、「土づくり」と「付加価値農産物」の生産に効果があります。